silence

20090225.jpg
@沖縄
上の写真とは関係ナシに。
もっと真っ暗で、目を開けているのに目の前に何も見えないとき。
目の前にいる人さえも見えないとき。
真夜中のドライブで海や山の中や河原や。
10代終わり~20代前半。
ひと気のないところへ行った時の感覚をふと思い出した。
周りには民家も近くにはない場所。家の灯りもないし、家族たちの声も聞こえない。

ヘッドライトに向かって色んな虫たちが飛んでくるから、バイクではとても行きたくない山道を車でドライブ。
虫の鳴き声しか聞こえない山の上から見下ろす、自分たちの故郷。
600mはある山のてっぺんからは町の喧騒も聞こえなくて、色んな虫の声だけ。
山のてっぺんには熊本じゅうのラジオやテレビ塔が立ってるのに、立ってるだけ。
あたりまえだけど音は何一つ聞こえてこない。

虫の鳴き声と波打ち際に寄せる波の音しか聞こえない海辺。
青く光る夜光虫をつまみ拾おうとするけど、暗いからできることで、所詮それはあたしがきらいな虫。
月と水面に反射する月と。2つの明かりしかなくて、それでもクラゲは光る。
ふと見上げれば、それまで見たこともなかった天の川が見事に見えた8月のある日。
七夕を過ぎても、天の川はきれいに見えるんだなぁと感動。

海の近くの丘の上の展望台へ。
携帯で足元を照らしながら草木を分けて、山を登って。
ほぼ獣道状態。
ふもとで出会った子猫ちゃんはふもと→てっぺん→ふもと。最後までついてきた。

虫の声や波打ちの音以外は何も聞こえない。そんなとき。そんな場所。
耳の奥がずーーーんとするような静けさに呑み込まれて、自分が息を飲む音が相手に聞こえてしまいそうなほどの静寂の空間。
あの冷たい空気と静けさと、気まずさと。
緊張感。
そんなものをもうしばらく感じていないな、と。
熊本は自然が多くていいね。やっぱり。
1時間走ればそんなとこがいっぱいだもんな。
ドライブしてる車内も静かだとキンチョウするけれど、あの、田舎へ到着した瞬間、
エンジンを止めた瞬間の静寂への入り口がキュンとなる。
エンジンが冷めていく、カチン・カチンという音だけが2人の空間で鳴り響く。
実は沈黙とか静寂とか、夜景を見るとか、大の苦手。
だけどあの緊張感はたまには感じておかないと、腐っちゃう。っておもう。
そこに「恋」があったから緊張感は2倍だったのかもしれないけど。
その緊張感を2人で共有するのが、またとてつもなくいとしい時間だったりするわけなのです。
あのころに戻りたい。

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